本体ケースの製作過程
ムーブメント以外の金具は全てSilver 950 を素材に使用し、オリジナルのハンドメイドで製作しております。(竜頭内の針と時針以外)
まず、機械式ムーブメントに対してベストなリング枠を製作。
その後それを元に、出来る限り時計ケース本体も薄く最小に製作する為に計算しながらケース本体を作っていきます
ケース本体表面には、唐紙叩きのハンマーワークをテクスチャーを施し、無骨な表情を出しております
日本製の機械式ムーブメント(CITIZEN 社製)を使用
風防は、透明度が高く丈夫な最高級のサファイヤガラスを使用しております
文字盤への透視性が高くクリアでエッジな雰囲気にしたかったためです
自分の求めるミニマルな造形を模索した結果、文字盤に数字等は入れずに
ケースの方に、12 3 6 9 の四方でのみ、時間を認識出来るキューブを配置しました
また、文字盤は板から製作
薄さも拘り、延圧ローラで求める薄さを1/001ミリで
測りながら製作しています。延ばした後に、ケガキコンパスで切り取りたい大きさに印をつけて、糸鋸で丁寧に切り取ります
切り取った後、ケースに合うように削り磨きを繰り返し微調整を繰り返します
50年以上前の延圧ローラ機を使っているので、文字盤を延ばした時にローラに
着いている錆びや、使用感が文字盤表面に移ります
これをあえて、残して表面を研磨し、研磨し過ぎて綺麗になり過ぎないように塩梅を考えながら磨き仕上げます
竜頭(リューズ)もオリジナルで製作しており、巻きやすい様に歯車の様なデザインにして加工を施してます
最後にケースの裏蓋もケースに合わせて微調整をしながら製作。今回は、抉じ開け式の仕様で製作しております
ケース本体や竜頭、ベルト金具等、オリジナルで製作した部品は全て、黒く燻して真っ黒にした後に、金属ブラシで自分の求める色まで磨き落として、ビンテージ色に仕上げます
そうして、長い工程を経て組み上げていきます
¥360,000 excl. tax
¥396,000 tax inc.
カートに商品を追加する